No.508の記事

とこずれ

「とこずれ」のことを介護の専門用語では
「じょくそう」という。
ワンコも年をとると寝ている時間が多くなり
ひじやら、腰やらにかたいタコのようなものができる。
このタコは「とこずれ」がかたくなったものである。
まあ、通常は徐々にかたくなっていくのだが
あまりにも高齢で寝ている時間がおおくなると
かたくなるのではなく、皮がむけてぐじゅぐじゅになっていく。

では、どうしたら「とこずれ」を防げるか。
これは人間でも同じ事なのですが、
3時間以上同じ体勢で寝ないこと。
ワンコの夜の就寝中はしかたないとしても、
日中寝ている老犬は、ちょっと起こしたり
かるく運動させた方がよいかと思われます。

でもって、3時間以上同じ体勢でいた場合、
下側になっていた部分の血管や皮膚は
かなり圧迫されているので、かるくマッサージしてあげると
なおよいかと思います。
また、栄養失調もとこずれをつくる原因です。
老犬には適したフードや良性のたんぱく質を
与えてあげてください。

いたずらをしなくなった 
寝ている時間の多いワンコには、
発泡ビーズクッションのような
圧力が分散される素材のベッドがおすすめです。

独立して始めた最初のころの生徒さんが
そろそろ初老の時期をむかえています。
犬はどうしてこんなに早く年をとるのだろう・・・
なんだか、とても切なくなってしまいました。。。
あっ、今気が付きました。私も同じだけ年をとったことを。
     とほほほほほほほ。